恵みあるうちに 2014年 8月95号 「本当の幸せとは…?」

恵みあるうちに95号

 今、皆様は幸せでしょうか?
 2013年に国連が発表した、世界幸福度報告によると、日本は43位でした。多くの日本人が幸せだと感じていないのです。それを反映するように日本の若年層の一番の死因が自殺であり、これは先進国の中で日本だけです。また有数の自殺大国でもあるのです。
 それでは、日本がもっと豊かな国であれば幸せになれるのでしょうか。しかし、すでに日本は、GDP世界第3位を誇る豊かな国なのです。
 ところが、多くの人はその豊かさに幸せを感じていません。本当に、この世界において豊であることが幸せであると言えるのでしょうか。

人間の幸せとは…?

ある金持ちの畑が豊作であった。(ルカの福音書 12章16節)

ある金持ちの話

 あるところに大変裕福なお金持ちがいました。彼の持っていた、たくさんの畑が豊作だったのです。彼は、自分の畑で作物がたくさんできるよう、長い年月をかけ、計画し準備し、毎日一生懸命働いてきたのです。彼は、たくさんの作物を収穫し、楽しい人生を送りたいという大きな夢を持ち日々働いてきました。そして、彼の努力が報われるときがやってきたのです。
 しかし、ここである問題が生じました。

「どうしよう。作物をたくわえておく場所がない。(ルカの福音書 12章17節)

 あまりにもたくさんの作物が収穫できたので、作物の保管場所が不足したのでした。彼はすぐに、現在彼が持っている倉を取り壊し、そこに新しくもっと大きくて立派な倉をつくることに決めたのでした。

彼のその後

 彼は、倉を作ることを決め、その問題を解決できたことを喜び、自分自身にこう言いました。

たましいよ。これから先何年分もいっぱい物が貯められた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ。(ルカの福音書 12章19節)

 まさに彼の長年の夢がかなった瞬間でした。彼は自分が幸せの絶頂にいると感じたことでしょう。また、周りの人々からも祝福されたことでしょう。彼は長年の努力が実り、これから自由気ままに残りの人生を楽しもうと考えたのでした。

その時神様は…

 彼をご覧になった神様は、どのように思われたのでしょうか。彼の度量をほめ、それからの人生を祝福されたのでしょうか。決してそうではありませんでした。神様は、喜び踊っている金持ちに対して、こう語られました。

愚か者。(ルカの福音書 12章20節)

神様ははっきりとこう語られました。神様はほめるのではなく、愚か者と語られたのです。そして、その後にこう続きます。

お前のたましいは今夜おまえから取り去られる。そうしたら、おまえが用意したものはいったいだれのものになるのか。(ルカの福音書 12章20節)

彼のいのちはその夜取り去られたのです。死の前にこの世は無価値なものです。どれだけ人間が努力し、この世でたくさんのものを得ても死の前にはすべてのものが価値のない、無力なものなのです。金持ちの人生は、そのような無価値なものを追い求めたむなしい人生になってしまったのです。

人間への警告

 さて、この新聞を読んでくださっている皆様もこの金持ちのようにこの世のむなしい物を追い求めてはいないでしょうか。人によって、追い求めるものは異なります。富であったり、人からの名誉、また日々の生活の安定かもしれません。しかし、この世にあるものは全て死の前には無力で価値のないものです。
 そして、この世のものを追い求め、この世界を造られた真の神様に背を向けることは大きな罪なのです。なんと多くの人々がこの世界を造られたまことの神様を無視し、歩んでいることでしょう。

義人はいない。ひとりもいない。(ローマ人への手紙 3章10節)

 こう聖書にかかれている通り、誰一人として、罪のない人間はいません。全ての人が罪人なのです。そして、聖書にはこのような言葉も書かれています。

人間には、死ぬことと死後にさばきを受けることが定まってる(へブル人への手紙 9章27節)

 人間には死が定められているだけでなく、その罪のゆえに死後にさばきがあるのだと聖書は語っています。そのさばきとは熱い炎の燃える地獄での永遠のさばきです。その恐ろしい地獄で永遠に苦しみ続けるのです。そのような恐ろしい場所にすべての人間が向かっているのです。

本当の幸せとは…?

 では、自分の欲望を追いかけ、この世界のものを求めることがむなしいことであり、死後にさばきが待っているのであるならば、本当の人類にとっての幸せとは何でしょうか。
 それにはまず、皆さま1人1人が、ご自分の罪をお認めになり、神様のもとに立ち返ることが必要です。そして、人間に神様が与えてくださった地獄からの救いを受け入れることです。その救いこそイエス様の十字架です。今から2000年前に神様のひとり子であられるイエス様がこの世に来てくださいました。それは、全人類の罪の罰を代わりに受けるためでした。イエス様の生涯は何一つ罪のない生涯でした。それは、イエス様が真の神様であられたからです。そのイエス様が人間の罪のために十字架に架かられ、苦しまれ死なれたのです。そして、墓に葬られ、三日目に復活されました。そして、このイエス様をまことの神様、救い主だと信じるだけで天国に行くことができるのです。これこそが人間の本当の幸せです。神様も皆さまが地獄ではなく天国に行くことを待ち望んでおられます。

人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人は一体何を差し出せばよいでしょう。(マタイの福音書 16章26節)

 どうか、この世のむなしいものを追い求めるのをやめ、神様に目を向けてください。そして、イエス様を信じて、恐ろしい地獄ではなく、神様の待っておられる天国へ行くものとなってください。

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