歴代誌 第二 11章13~16節
13 イスラエル全土の祭司たちとレビ人たちは、すべての地域から出て来て、彼の側についた。
14 レビ人たちは、自分たちの放牧地と所有地を捨てて、ユダとエルサレムに来たのである。ヤロブアムとその子らが、主の祭司としての彼らの職を解き、
15 自分のために祭司たちを任命して、彼が造った高き所と雄やぎと子牛に仕えさせたからである。
16 彼らの後に続いて、イスラエルの全部族の中から、イスラエルの神、主を尋ね求めようと心に決めた者たちが、その父祖の神、主にいけにえを献げるため、エルサレムに来た。
礼拝するために土地を捨てたレビ人
ソロモン王の死後、王国は北イスラエル王国(10部族半)、南ユダ王国(2部族半)に分裂してしまいました。レビ族は、各王国の他部族の相続地の中に計48の町が与えられていました。
しかしこの11章において、北イスラエル王国にいたレビ人たちは全て、自身の土地を捨てて、南ユダ王国へと移住したことが記されてあります。(13節)
北イスラエル王国の国王であった、ヤロブアム王がダン(最北端の町)、ベテル(最南端の町)にそれぞれ金の子牛を作り、偶像を礼拝するよう命じたためです。
ヤロブアムは、本来神様を礼拝するべき場所であるエルサレムが、南ユダ王国にあり、北イスラエル王国の民がエルサレムに行くことを恐れたのです。
24組に組分けされたレビ人達は、約470年にわたり、決められた時に1年の内1日エルサレムへ行って、神様に仕えてきました。彼らは、偶像に仕え、礼拝することを拒んだためヤロブアム王から北イスラエル王国を出るように命じられ、南ユダ王国にやってきたのでした。
神様はこのレビ人達の信仰を大いに喜ばれました。およそ200年後の紀元前732年にヨルダン川の東側のマナセの半部族、ガド族、ルベン族が滅ぼされ、さらに10年後の722年に、残りの北イスラエル王国(ヨルダン川の西側)も同じくアッシリア帝国により滅ぼされてしまいました。しかしながら、南ユダ王国に移住し、主に仕えることを選んだレビ人達は、滅びを免れました。彼らは神様に従った決断に対する恵みを心から感謝したに違いないです。
当然レビ人達にとっても、470年守り受け継ぎ、また生まれ育った土地を捨てた決断は大きなものであったことは想像に難くありません。しかし、神様に信頼し、御言葉に従う者を神様は必ず祝福してくださいます。
私たちも、たとえ困難なこと、迷いの中にあるときも、神様に従っていきましょう。神様の特別な守りと導きの中にあるとき、安心と安全があります。
※北イスラエル王国と南ユダ王国の分裂については、↓メッセージでも取り上げています。

