恵みあるうちに 2022年 3月122号 「末期がんの宣告を受けて」

恵みあるうちに122号

末期がんの宣告を受けて

 「胃カメラの検査の結果、胃にステージ4の進行性末期癌が発見されました。腹膜にも転移しています。」

 それは私の母が、去年の冬にお医者さんから突然に告げられた宣告でした。それ以来、現在も抗がん剤治療は続けられています。母は、現在六十三歳ですが、普段から誰よりも元気で、健康に特に大きな問題も無かった為、今回の宣告は、私達家族にとって大きな衝撃でした。しかし同時に、母は宣告を聞いても、全く取り乱すこと無く落ち着いていました。決して現実を受け止めていないわけではありません。自分に「死が迫っている」ということが分かった上で、死に対する不安は全く無かったと話していました。その理由は、母がイエス・キリストを信じるクリスチャンであり、「罪の赦し」と「永遠の命」を持っているからです。今日は、皆さんにも是非、イエス様を信じることによって与えられる本当の希望についてお伝えしたいのです。

 皆さんは、ご自分の死についてお考えになった事はあるでしょうか?ある人は、人間は死んでも無になるだけだと言いますが、それは大きな間違いです。死後の世界は、実際に存在しているのです。もしも人間が偶然に進化して生まれただけの存在ならば、死んで終わりであり、死後の世界も無いと言えるでしょう。しかしそれは違います。天と地を造られた神様は確かにご存在されます。
 例えば、ここに人間そっくりの精巧に出来たロボットがあるとします。それを見れば、作者がいることは誰にでもわかります。例え作者に直接会ったことがなくても、デザインと知恵の詰まった作品があるのですから、作者がいることは当然です。偶然に長い時間をかけて、自然と出来上がったなどと言っても誰も信じることはありません。人形でもそうであるならば、遙かに複雑な仕組みがあり、しかも実際に命があって生きている人間が偶然に出来ることなどありえないのです。聖書に次のように書いてあります。

神ご自身がすべての人に、いのちと息と万物を与えておられるのです(使徒の働き17章25節)

 天地万物を造られた神様は、人間が生きるのに必要な空気も水も太陽の光も全て備えて下さいました。しかし多くの人は、この地球環境を破壊し、自分の体までも飲酒、喫煙、不摂生によって破壊しています。嘘、喧嘩、盗み、不道徳といったことを平気で行っています。聖書はこれを「罪」と呼んでいます。そして何よりも大きな罪は、創造主の存在そのものを否定し、進化論を唱えて、人間が作った木や石で作られた偶像を拝んでいるということです。それはまことの神様に対する大きな罪なのです。聖書は次のように警告しています。

彼らは、あらゆる不義、悪、貪欲、悪意に満ち、ねたみ、殺意、争い、欺き、悪巧みにまみれています。(ローマ人への手紙 1章29節)

 人間を造られた神様は、罪を忌み嫌われる聖い御方です。そして罪を裁かれる義なる御方なのです。ですから、全ての罪に対する裁きを人間の死後に用意しておられます。裁かれた罪人に待ち受けているのは永遠の炎の燃える地獄です。そこで焼かれ続け、終わることの無い苦しみをずっと受け続けないといけないのです。
 

人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている(ヘブル人への手紙 9章27節)

 
 これを読んでおられるあなたも、例外ではありません。ご自分の死後に罪の裁きと永遠の地獄は確実に待ち受けているのです。しかし、神様は皆様が地獄で滅びることを決して願ってはおられません。神様は、罪を必ずお裁きにならなければいけないのですが、同時に皆さんを救いたいと願って下さり、救い主をこの世に送って下さいました。それがイエス・キリスト様です。
 イエス様は神の御子であられるのに、今から約2000年前に、処女マリアの胎を通して生まれて来て下さいました。そして公生涯の最後に、十字架刑に処せられました。それは私達の身代わりとなって十字架で全ての罪を背負って下さり、裁きを受ける為だったのです。イエス様は、死後三日目に復活され、ご自身がまことの救い主であり、神であられることを明確に証明されました。
 今や誰でも、イエス様を自分の救い主として信じるだけで、すべての罪が赦され「永遠のいのち」が与えられると聖書は約束しています。今までどれだけ死に怯えていた人も、死の恐怖の根本的な原因である「罪の裁き」を受けることがありませんので、死を恐れ無くて良いのです。むしろ天国の希望を持って喜ぶことが出来るのです。なんと幸いなことでしょうか!

 私の母も、イエス様を信じておりますので、末期癌という問題を突きつけられても、死の備えが出来ているので、平安でいられるのです。神様は皆さんにも同じ希望を与えようとしておられます。イエス様はあなたのためにも身代わりに罪を背負って死なれ、よみがえられたのです。あとは、あなたがイエス様を自分の救い主として受け入れるかどうかにかかっています。どうか、あなたもイエス様をご自分の救い主として信じて下さい。そして死の問題を解決し、本当の喜びと平安を得る方となって下さい。

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