「あなたがたは、わたしを誰だと言いますか。」
ある時、イエス・キリストが弟子たちに、ご自分が誰であるかを尋ねました。答え次第で、人生が決まると言っても過言ではないほどに重要な質問でした。あなたはイエス・キリストを誰だと思われますか。聖書から「イエス・キリストとはだれなのか」を知ることができます。
弟子たちを代表してペテロが質問に答えました。「あなたは生ける神の子キリストです。」これに対して、「シモン。あなたは幸いです」とお答えになり、ペテロの証言を受け入れられました。またイエス・キリストはユダヤの宗教裁判の席で、「おまえは、ほむべき方(神)の子キリストなのか。」とたずねられ、「わたしが、それです。」と答えられました。ですから、弟子たちも、敵対者もイエス・キリストがご自分を神の子キリストであると、語っていることを認めていたのです。
聖書が語る「神の子」とは、天と地とその中に生きるすべてのものを創造された、生けるまことの神様であることを意味しており、「キリスト」とは名前ではなく旧約聖書に由来する称号で、「油注がれた者」「メシア(救い主)」を意味します。
もし、自分の周りに「自分は神だ」と言う人がいたら、嘘をついているのか、気がおかしくなってしまったと思うのではないでしょうか。イエス・キリストは本当に神の子なのでしょうか。それとも嘘をついているのか、気がおかしくなってしまったのでしょうか。罪、預言、奇跡からこのことを考えましょう。
罪がなかった
イエス・キリストと約3年半にわたって共同生活をしたペテロは、「キリストは罪を犯したことがなく、その口には欺きもなかった。」と証言しており、ローマの総督ピラトも「私にはこの人に罪を見出せない」と語りました。「わたしに罪があると責めることができますか」とイエス・キリストご自身が語られました。宗教家たちは、自分の罪に悩まされ、解決を求めました。初めの人間であるアダムが罪を犯して以来、全ての人間は生まれながらに罪を宿しているため、多かれ少なかれ罪を犯しており、心責められるものです。しかし、イエス・キリストは一度も罪の自覚で悩まされることがない、罪のない方だったのです。
預言されていた
聖書には、イエス・キリストが処女マリアから生まれたと記されています。これは後世の作り話ではなく、700年も前から旧約聖書に預言されていました。さらに誕生、十字架の死、埋葬、復活など、旧約聖書には300以上の預言が記されており、神様が遣わすと約束された救い主を明らかにするためのしるしでした。
奇跡を行われた
嵐を静め、水の上を歩かれ、病気を癒し、死んだものを生き返らせて多くの奇跡を行われました。敵対している者たちも奇跡を否定することができず「彼は悪霊どものかしらによって悪霊どもをおいだしているのだ」と中傷することしかできませんでした。最大の奇跡は、復活です。十字架で死なれ、葬られた後、三日目に復活され、死の力を打ち破られたのです。葬られた墓は空になり、恐れていた弟子たちに姿を現され、その後、おびえていた弟子たちは命がけで復活したイエス・キリストを宣べ伝えました。
以上のことから、イエス・キリストが普通の人間ではないということは明らかです。神が人となられた方であったのです。
あなたの救い主
なぜ神の御子が人となられたのでしょうか。それは人間を地獄の刑罰から救うためでした。人間は、神様に造られ生かされているにも関わらず、神様を無視して欲望のまま、自分勝手に生きています。困った時の神頼みのために、人の手で作った石や木の神々を拝んでいます。さらに人を妬み、嘘をつき、陰口を言い、腹を立て、人を憎んでいます。これはまことの神様に対する罪であるのです。神様は罪を憎まれる聖なるお方であり、必ず罪を裁かれます。聖書には
人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている(へブル人への手紙 9章27節)
と記されています。罪を犯した人間は、死んだ後に、燃える火の池に投げ込まれ、永遠に苦しみ続けなければならないのです。
しかし、神様は罪人を愛されました。地獄の刑罰から救い出すために、イエス・キリストを十字架にかけて裁かれたのです。罪のない神の御子が人となられたのは、全人類の身代わりに十字架の上で罰を受けるためでした。そして死後三日目によみがえられ、神の御子であり救い主であることを証明してくださいました。そして40日後に弟子たちの前で天に昇られ、今も天国で生きておられるのです。
救われるために必要なことは、自分の罪を悔改めて、イエス・キリストを「私の神、私の救い主」と信じ、心に受け入れることです。
この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。(ヨハネの福音書 1章12節)
これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるためであり、また信じて、イエスの名によっていのちを得るためである。(ヨハネの福音書 20章31節)
最後にお尋ねします。あなたはイエス・キリストを誰だと言いますか。重要な質問に対する答えを得られたでしょうか。イエス・キリストを神の御子と信じ受け入れて、救われる方となってください。

