恵みあるうちに 2015年 7月98号 「真に価値あるものとは」

恵みあるうちに98号

 新約聖書のある一節にこのような言葉があります。

人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。(マタイの福音書 16章26節)

 皆さまにとって一番価値のあるものは何でしょうか。豊かな生活をすることでしょうか。それとも、日々を平穏無事に過ごすことでしょうか。聖書にはたとえ人が全世界を手に入れたとしても真の命を失うなら、全く価値がないと語っています。
 全世界よりも価値のある真のいのちとは一体何なのでしょうか。

真に価値あるものとは

それからイエスは、エリコに入って、町をお通りになった。ここにはザアカイという人がいたが、彼は取税人の頭で、金持ちであった。(ルカの福音書 19章1-2節)

 エリコと言う町に、ザアカイという取税人がいました。取税人とは、税金を人々から徴収する仕事です。当時の取税人には問題がありました。彼らは、本来当べき税をごまかし、横領していたのです。それゆえ、人々から嫌われていました。ザアカイはこの仕事をしていました。彼にとってお金がすべてだったのです。

彼になかったもの

 彼はお金持ちでした。しかし、彼の心は空っぽで喜びがありませんでした。そのようなときにイエス様は町を訪れました、イエス様は多くの人々に救いと喜びを与えておられたのです。彼はイエス様に答えを求め、会いに行きました。しかし彼は、小柄であり、また人々から嫌われていたのも相まって、イエス様に近づくことすらできませんでした。しかし、彼は必死の思いで木に登り、イエス様を見ることが出来ました。するとどうでしょう。イエス様はザアカイに近づかれ、話しかけられたのです。そして、ザアカイの家に泊まられました。彼は、イエス様の素晴らしい愛に触れ、イエス様を信じて救われました。そして、財産の半分を貧しい人に、残り半分を騙しとった人々に4倍にして返したのです。彼にとってもお金は最も価値あるものでした。彼は、イエス様を信じ、神様に従うことに本当の価値を見出したのです。

価値ある生き方とは

 皆さまは何に価値を置いておられますか。この世界のものに価値を見出しておられないでしょうか。それらはいつか朽ち果て、失われてしまいます。また、実は欲望を追い求めることは、神様に対する罪なのです。

罪から来る報酬は死です。(ローマ人への手紙 6章23節)

 神様は人間をご自身の栄光を表すために造られました。しかし、人間がこの世のものを求めることはこの目的に背くことです。神様に反抗することは、なんと恐ろしい罪でしょうか。そして、罪には死後に裁きが定まっているのです。

人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている(へブル人への手紙 9章27節)

 死後のさばき、それは地獄です。そこは炎が燃え盛る恐ろしい場所です。そこで永遠に苦しみ続けるのです。そのような恐ろしい場所に人間は皆向かっています。

まことのいのちとは?

 聖書は全世界よりも真の命の方がはるかに価値があると語っています。真の命は死後、地獄ではなく、天国で生き続ける永遠の命なのです。この命を与えてくださるのが、主イエス・キリストです。

素晴らしい救い

 地獄に向かう罪人を救うために、イエス様はこの世界に来てくださいました。そして、その生涯は全く罪のないものでした。しかし、最期は十字架に処せられたのです。なぜ、罪のないお方が十字架に架かられたのでしょうか。それは、人間の罪を赦すためです。本来人間が地獄で受けるはずだった罪の罰を人々の代わりに受けてくださったのです。そして、死なれ墓に葬られ、三日目に復活されました。そして、このイエス様を真の神様、救い主として、信じるだけで罪が赦され天国に行くことが出来ます。本当に価値のある真の命を受けることが出来るのです。どうか、皆さまの罪を神様の前にお認めください。そして、イエス様に救いを求め、イエス様を信じてください。そうすれば、皆さまは真の命が与えられ、天国に行くことが出来ます。どうか、この世の全ての物よりも遥かに価値のある、真の命をお受け取りになられ、天国に行く方となってください。

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