2026年7月礼拝メッセージ③

マルコの福音書 9章17~29節

17 すると群衆の一人が答えた。「先生。口をきけなくする霊につかれた私の息子を、あなたのところに連れて来ました。
18 その霊が息子に取りつくと、ところかまわず倒します。息子は泡を吹き、歯ぎしりして、からだをこわばらせます。それであなたのお弟子たちに、霊を追い出してくださいとお願いしたのですが、できませんでした。」
19 イエスは彼らに言われた。「ああ、不信仰な時代だ。いつまで、わたしはあなたがたと一緒にいなければならないのか。いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。その子をわたしのところに連れて来なさい。」
20 そこで、人々はその子をイエスのもとに連れて来た。イエスを見ると、霊がすぐ彼に引きつけを起こさせたので、彼は地面に倒れ、泡を吹きながら転げ回った。
21 イエスは父親にお尋ねになった。「この子にこのようなことが起こるようになってから、どのくらいたちますか。」父親は答えた。「幼い時からです。
22 霊は息子を殺そうとして、何度も火の中や水の中に投げ込みました。しかし、おできになるなら、私たちをあわれんでお助けください。」
23 イエスは言われた。「できるなら、と言うのですか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」
24 するとすぐに、その子の父親は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」
25 イエスは、群衆が駆け寄って来るのを見ると、汚れた霊を叱って言われた。「口をきけなくし、耳を聞こえなくする霊。わたしはおまえに命じる。この子から出て行け。二度とこの子に入るな。」
26 すると霊は叫び声をあげ、その子を激しく引きつけさせて出て行った。するとその子が死んだようになったので、多くの人たちは「この子は死んでしまった」と言った。
27 しかし、イエスが手を取って起こされると、その子は立ち上がった。
28 イエスが家に入られると、弟子たちがそっと尋ねた。「私たちが霊を追い出せなかったのは、なぜですか。」
29 すると、イエスは言われた。「この種のものは、祈りによらなければ、何によっても追い出すことができません。」

目次

不信仰な私をお助け下さい

 イエス様のおられたところに悪霊につかれた子供が連れてこられました。当時12人の弟子達には、悪霊を追い出すことのできる権威が与えられていました。(マルコ6章12~13節)
 しかし、この悪霊は子供が幼いころから、火の中や水の中に投げ込むほど強烈であり、弟子達は追い出すことができませんでした。

イエスは彼らに言われた。「ああ、不信仰な時代だ。いつまで、わたしはあなたがたと一緒にいなければならないのか。いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。その子をわたしのところに連れて来なさい。」(マルコの福音書 9章19章)

 弟子達にはたして息子を癒すことが出来るのかと半身半疑であった父親だけが不信仰であったわけではありません。弟子達にとっても、尻込みし、不信仰に陥ってしまうような状況であったと思われます。

 実際、全能の神様のお力が与えられているのですから、自分たちの弱さ、無力さを認めてへりくだって、イエス様の御名・権威・力により御栄光を現わしてくださいと祈り求めたならば結果は違ったことでしょう。(マルコ 9章28~29節)
 弟子達は悪霊を追い出す経験を重ね、慣れてきたことで、いつしかイエス様の力によるものであることの認識が薄れていたのです。どのような働きにおいても、一回一回神様により頼むことが必要です。

 また、不信仰な父親に対して語られた、イエス様の「信じる(23節)」という言葉には2つの意味が含まれています。

 一つ目は、神様の御言葉を信じるということです。イザヤ書35章において、千年王国が築かれた際に、病が癒されることが約束されています。

そのとき、目の見えない者の目は開かれ、 耳の聞こえない者の耳は開けられる。
そのとき、足の萎えた者は鹿のように飛び跳ね、 口のきけない者の舌は喜び歌う。 荒野に水が湧き出し、 荒れ地に川が流れるからだ。(イザヤ書 35章5~6節)

 二つ目は、イエス様がメシアとして、必ずお癒しくださることを確信することです。

信じる者には、どんなことでもできるのです。(マルコの福音書 9章23節)

 イエス様以外に語る事の出来ない、神としての権威が大胆に語られています。

 24節の父親の言葉は、不信仰を認めた、悔い改めです。「信じます。」との信仰に応えてくださったイエス様のお言葉により、悪霊は直ちに子供から出て生きました。

この方に信頼する者は決して失望させられることがない。(ペテロの手紙 第一 2章6節)

 福音伝道の働きにおいても、神様に信頼し祈ることは非常に大切です。日々祈りに覚えているにも関わらず、なかなか救われない人がいることも事実ですが、私たちは、落胆、失望せず、祈り続けていきましょう。

 神様は必ず、私たちの信頼に応えてくださいます。

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