うるま恵みキリスト教会

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福音新聞

No.24 人はなぜ死ぬのでしょうか。

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新型コロナウイルス

今年に入って新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しました。日本でもまだ完全に終息する気配がありません。この感染症はインフルエンザと比べると「1.感染速度が遅い」のですが、「2.致死率はインフルエンザより高い」とのことです(WHO 報告)。この致死率が高いということが人類にとって大きな脅威となっています。そのため、ワクチンや治療薬の一日も早い開発が望まれます。

しかし、もし治療法が確立し、この感染症が人類にとって脅威でなくなったとしても、それで問題がすべて解決するわけではありません。なぜなら、その他の病気、突然の事故など原因はさまざまでしょうが、人間はいつか必ず死ぬからです。

「死」は人間にとって恐ろしく、何とも絶望的なものです。生きている間に得たもの全てをその人から奪い取ります。「死」は私たちの人生において最も大きく、かつ深刻な問題です。

では、この「死」について何か解決方法はないのでしょうか。

その解決のためには、そもそもなぜ人間が死ぬ者となったのかを知らなければなりません。

「罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」 (ローマ人への手紙6章23節)

「死」は罪の報い

「死」は単に「自然の法則」というものではありません。私たち人間を造られたまことの神に対して、人間が反抗した報いなのです。最初の人間であるアダムとエバは、神が食べてはならないと命じられた木の実を食べてしまいました。これは愛をもって造ってくださった神への反抗でした。人間はもともと神の支配と権威の下に、平和と喜びをもって生きることができる者だったのですが、この反抗によって罪の性質を持つ者となり、死ぬ者となったのです。

このことは、皆さまにとって決して無関係なできごとではありません。なぜなら、アダムとエバは皆さまの先祖であり、その血を引く皆さまの内にも悪を行う性質、すなわち罪があります。その罪の最も大きな問題はアダムと同様、神の支配と権威を拒むことです。そのために多くの人は、造ってくださった神をあがめて生きようとするのではなく、その反対に自分の思いのままに生きることが一番だと考えているのです。その上、うそ、わがまま、争い、ねたみなど一生の間に多くの罪を犯します。

神はきよく正しいお方です。ですから、これらの罪のために人間は死ぬ者となっただけでなく、死後に神から刑罰を受けることが定まっており、地獄というさばきの場所で永遠に苦しみを受けなければならないのです。

「死」に対する解決方法

もともと神は、人間を愛の対象として造ってくださいました。ですから人が死ぬことも、その後地獄で苦しむことも望んではおられません。むしろ、人間を何としても救いたいと願っておられるのです。

そのため、神は愛するひとり子のイエス・キリストを天からこの世に遣わされました。キリストは御子なる神が人となられたお方です。全く罪がなかったにもかかわらず、私たち人間の全ての罪をその身に背負って、特に神に対する反抗の罪をも背負って十字架の上で身代わりとなってさばきを受けて下さったのです。そして死後3日目に肉体を持ってよみがえられ、多くの者たちによみがえった姿を示して下さいました。この復活によってキリストご自身が神の御子であること、身代わりの死と復活によって救いが完成したことを示されました。

悔い改め

神の支配と権威を拒み続ける歩みの報いは、死と死後の永遠の苦しみです。皆さまが神に対するその罪をお認めになり、悔い改めてイエス・キリストをご自分の救い主として信じるなら、全ての罪がゆるされ、死んでも天国で永遠に生きるいのちが与えられます。そうすれば、この世でどのような困難に遭ったとしても、天国に行くという希望は揺るぎません。また、力ある愛なる神の守りと導きを受けて、平安の内に神と共に歩むことができるのです。どうか、皆さまもイエス・キリストを信じ受け入れて救いにあずかる方となられますようお勧めいたします。

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