うるま恵みキリスト教会

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福音新聞

No.28 「死んだら、どうなるんだろう…」

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昨年2月7日、全国紙・朝日新聞の「声」という欄に大阪府に住む女子中学生(新聞には実名、実年齢が記載)の投稿が掲載されました。その一部を紹介します。

「死んだら、どうなるんだろう、私は良く、そんなことを考える。天国や地獄という死後の世界が本当にあって、そこで存在し続けることができるなら、そう願いたい。けれども、死によって私の意識も、心も、何もかもが永遠に消え失せてしまうとしたら……。いま、これを書きながらも私は、底なし沼に沈んでいくような恐怖に襲われている。そして、『まだ私は若いから』と思考を中断するのだ。他の人はどうだろう。私が敏感なのかと思ったが、まわりの友人に聞いてみるとやはり、恐ろしくて考えるのをやめるという。この恐怖からどうやって逃げたらいいんだろう。大人になったら、怖くなくなるのだろうか。……」

この中学生は死に対する大きな恐怖を抱いており、しかもそれは、まわりの友人もみな同じだと言っています。しかしこれは、老若男女を問わず、すべての人に共通する意識です。聖書には次のように書いてあります。

「死の恐怖によって一生涯奴隷としてつながれていた人々(=人間全て)(ヘブル人への手紙 2章15節)

全ての人間が、死の恐怖に(まるで奴隷のように)支配されていると語っています。但し、この恐怖は自分が消え失せてしまうことに対するものでは無いのです。

多くの末期ガンの患者を看護してきたある看護師は、次のように語っていました(この看護師はクリスチャンではありません)。

「人は死が近づくと、自ずとそれを悟るようだ。その時の人々の意識は2つあるように思う。1つは『あきらめ』である。間もなく自分が死ぬこと自体は、やむを得ないこととして受け止めている。しかし、それとは別の『恐れ』を抱いている。それはまるで死に行く世界への恐れのようだ。人は死んだあと、どこか恐ろしいところに行かなければならないのではないだろうか。……」

この証言は、聖書と一致するのです。

「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(ヘブル人への手紙9章27節)

天と地を造られたまことの神は、きよく正しいお方です。ですから、罪を怒っておられ、裁かれます。その裁きは死後、火と硫黄の燃える池(=地獄)での永遠の苦しみです。罪を持つ全ての人間は、神からのこの裁きを受けなければならないのです。

地獄での苦しみは、この世界で誰も経験することができないほどのものであり、しかも死なないからだが与えられた上で、この苦しみを受けなければならないので、終わりがありません。1度地獄に行ってしまうなら、逃れることもできない中で、苦しみ続けなければならないのです。

しかし、望みがあります。神は哀れみ深く、私たち人間に地獄行きからの救いを与えて下さいました。そのために、今から約2,000年前、神はひとり子のイエス・キリストをこの世に遣わされました。

キリストは、私たち人間のすべての罪を背負って十字架に架かられて、身代わりとなって罪の刑罰を受けて、死んで下さいました。神は罪の裁きを、罪を犯した私たちにではなく、罪のない神の御子に下してくださったのです。このようにして、私たちが恐ろしい刑罰を受けることが無いようにしてくださいました。

さらに、キリストは歴史的事実として死後3日目に肉体を持ってよみがえられ、その復活した姿を多くの弟子達に40日にわたって何度も示され、天に帰られました。このことによって、キリストこそ、私たち人間を地獄行きから救ってくださる唯一のお方であることを明らかにしてくださいました。キリストを信じる者は罪ゆるされ、永遠のいのちを持ち、死んでも天国に行く者となるのです。

キリストを信じる信仰によって救いが与えられるなら、もはや死ぬことを恐れる必要はなくなります。それどころか、天国に行くという平安と確かな希望を持つことができるのです。今まで実に多くの人々が、キリストを信じることによって死の恐怖から解放され、平安の内に天に召されました。どうか皆様も、イエス・キリストを信じて神の救いを受け入れてください。

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