うるま恵みキリスト教会

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福音新聞

No.29 神がいるならどうして…

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年始早々の震災、航空機衝突事故、中東やウクライナでの長引く戦争、コロナやインフルエンザといった病気の流行…毎日のように報道される痛ましい事件や犯罪など重苦しい問題が私たちを取り巻いています。このような時、「神がいるのなら、どうして災害、事故、戦争、病気などがあるのか。どうして解決しないのか。」と言った声を聞くことがあります。そして、こういったことを理由に「神はいない」、「神を信じない」という人があります。皆様はどう思われるでしょうか。

1 .神のご存在

「神の、目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造されたときから被造物を通して知られ、はっきりと認められるので、彼らに弁解の余地はありません。」(新約聖書・ローマ人への手紙1章20節)

まず、神がおられるかどうかは、諸問題の解決が見られるかどうかではなく、自然界を通して示されているということです。例えるなら、私たちが美術館に行き、そこに展示されている美術品を見たなら、それらの作品を作った作者が存在することがわかるのと同じです。私たちは、神の作品に満ちた世界に生かされています。いやそれ以上に、驚くべき仕組みを持ったからだを神からいただいて生きているのです。

2. 人間の罪

続いて次のようにあります。

「彼らは神を知っていながら、神を神としてあがめず、感謝もせず、…朽ちない神の栄光を、朽ちる人間や、鳥、獣、這うものに似たかたちと替えてしまいました。そこで神は、彼らをその心の欲望のままに汚れに引き渡されました。…彼らは、あらゆる不義、悪、貪欲、悪意に満ち、ねたみ、殺意、争い、欺き、悪巧みにまみれています。」(同21 、23 、24、29 節)

造り主である神を認めず感謝もせず、しかもその神を人間の手で作ったものに置き換えてしまうことは、神に対する侮辱行為です。人間は自分の欲望を達成するために、神の主権を認めず、それに逆らっています。これが罪です。この罪があるために、個々の罪(うそ、争い、妬み、暴力など)が人間の内から出てくるのです。

今の世界に多くの問題があるのは、このような人間が自分たちの欲望を追及して行動したからであり、欲望のままに振舞えばどのようになるかを人間自身が知るために、神が許された結果なのです。欲望を追い求めることは、人間を幸せにするのではなく、却って争い、奪い合い、傷つけ合うようにしかならないのです。

また、自然災害や病気というものも神が世界を造られた時にはありませんでした。最初の人間であるアダムが罪を犯したことで、この世界が呪われた結果もたらされたのです。

3. 神の怒りと罪の刑罰

「不義によって真理を阻んでいる人々のあらゆる不敬虔と不義に対して、神の怒りが天から啓示されているからです。」(同18節)

神は自然界を通してご自身の存在を示しておられるだけでなく、罪に対する怒りも示しておられます。罪にあふれたこの世界は、やがて神によって裁かれ滅ぼされます。そればかりか、人間の個人個人の罪も神はすべてお裁きになります。

「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている…」(新約聖書・ヘブル人への手紙9 章27 節)とある通りです。

4. 神の哀れみと救い

神は正しいお方ですが、哀れみ深いお方です。皆様が神の怒りに触れ、裁きを受けることを望んでおられません。むしろ、皆様が罪の赦しを得て、死んでも神のおられる天国に行き、神と共に永遠に生きる者となられることを望んでおられます。そのため神は、ご自分のひとり子であるイエス・キリストを人としてこの世界に遣わされ、十字架に架けられました。

イエス・キリストには、何の罪もありませんでした。しかし、皆様に代わって十字架の上で罪の刑罰を受けて、身代わりに死んでくださったのです。さらに死後3 日目には死を打ち破ってよみがえられました。こうしてご自分が唯一まことの救い主であることを証明してくださり、誰でも主イエス・キリストを信じる者は罪赦されて天国に行く者となることを示されました。

どうか皆様もイエス・キリストを信じ受け入れられて罪赦され、天国に行く方となってください。聖書には天国とそれに続く永遠の世界のすばらしさが約束されています。

「神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」(新約聖書・ヨハネの黙示録21 4 節)

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