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揺るぐことのない平安(その1)

※京都恵みキリスト教会 教会通信第5号より転載
 『平安』というタイトルで、絵のコンテストが行われました。応募作品には、のどかな田園風景の絵や、母親の腕に抱かれて眠る子供の絵などがありました。しかし、その中で最優秀作品に選ばれたのは、荒れ狂う嵐の中、大きな岩の割れ目に設けた巣で、雨風をしのいでいる鳥の親子の絵であったそうです。

確かに、本当の平安とは、どの様な状況の中でも、またどのような大きな問題があっても、決して揺るがないものでなければなりません。

今から約3000年前、イスラエルの国に、ダビデという王がいました。彼は、王になるまでの間、信仰のゆえに迫害され、命を狙われ、ある時は飢え渇き、耐えられないような苦しみを経験しました。そのダビデが聖書の中で次のように歌っています。

『私のたましいは黙って、ただ神を待ち望む。私の望みは神から来るからだ。神こそ、わが岩。わが救い。わがやぐら。私はゆるがされることはない。私の救いと、私の栄光は、神にかかってくる。私の力の岩と避け所は、神のうちにある。民よ。どんなときにも、神に信頼せよ。あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神は、われらの避け所である。』(旧約聖書 詩篇62篇5〜8節)

現代でも、ダビデが信頼した神、ダビデの信頼に応えて彼を守り、助けて下さった生ける真の神を信頼する者は、どの様な苦しみや問題の中にあっても、揺るぐことのない平安を持つことができるのです。

(続く)

 

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