揺るぐことのない平安(その2)
2015年7月15日
人生最大の問題
人間にとって最大の問題とは何でしょうか?すべての人に必ずやって来る、逃げることのできない問題、それは死です。この大問題に対して明確な答えを持っているかいないかによって、私たちが真の平安を得るかどうかが決定されます。
たとえ、様々な不安の原因を取り除いても、すなわち、病気が治っても、仕事が成功しても、家庭が円満になっても、裕福になっても、死という問題に対して完全で明確な答えを持たなければ、真の平安はありません。なぜなら、たとえこれらすべてのものを持っていても、死は必ずやって来るからです。そして、人は死の前に全くの無力です。どれだけ死にたくないと願っても、また死について考えなくても、死は突然やってきます。ですから、私たちはこの問題を早急に考えなければならないのです。
神の言葉である聖書は、死がすべての終わりではなく、死後に永遠の世界があると告げています。私たちは、一度限りの人生を送った後に、永遠を天国か地獄かのいずれかで過ごさなければなりません。
また聖書は、すべての人間が、神の前に罪を犯していると語っています。うそ・盗み・憎しみ・敵意・偶像礼拝・不品行・むさぼり等は、すべて罪です。そして、何よりも大きな罪は、天地万物を作られた真の神に逆らうことであり、神を神として認めないことです。人間は、生涯に犯したすべての罪の刑罰を、死後の永遠の地獄の中で受けなければなりません。神は義なる聖なるお方であられますので、罪をすべて罰しなければならないのです。
『人間には、一度死ぬことと、死後にさばきを受けることが定まっている。』(新約聖書 ヘブル人への手紙9章27節)
『不義をもって真理をはばんでいる人々のあらゆる不敬虔と不正に対して、神の怒りが天から啓示されている』(新約聖書 ローマ人への手紙1章18節)
しかし、神は同時に愛なる方であり、一人の者も地獄に行くことを望んでおられず、すべての者が罪を悔い改めて真の神に立ち返ることを望んでおられるのです。神は私たちを愛する大きな愛のゆえに素晴らしいことをしてくださいました。
(続く)