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罪の奴隷

「罪の奴隷であった時は、あなたがたは義については、自由にふるまっていました。その当時、今ではあなたがたが恥じているそのようなものから、何か良い実を得たでしょうか。それらのものの行き着く所は死です。・・・罪からくる報酬は死です。」 ローマ人への手紙6章20節~23節」

生まれながらの人間は、みな罪の奴隷であると聖書は語っています。奴隷は、主人の命令に服従しなければならず、一切の自由がありません。それと同様に、人間は罪という主人に支配されている奴隷なのです。

実際、人は酒やタバコやギャンブルなどの悪習慣が、健康を害し、人生を狂わせるものであることを知っていながら、それを止めることができません。また、嘘や悪口や争いなどの罪が、他人を傷つけ、関係を壊し、多くの悩みをもたらすことを知っていながら、それを止めることができないのです。それは、人間が生まれながらに罪人であり、罪に支配されているからなのです。

そして、罪に仕えた人間の結末(報酬)は、死であると聖書は語っています。人間は、いつか必ず死を迎えます。死とは、肉体から魂が離れることです。その時、人は築き上げたすべてのものを失うことになるのです。「私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つもって出ることもできません。」(テモテへの手紙第一6章7節)罪の奴隷としての人生には、何の良い実も残らないのです。

さらに、第二の死があります。「しかし、おくびょう者、不信仰の者、憎むべき者、人を殺す者、不品行の者、魔術を行う者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者どもの受ける分は、火と硫黄との燃える池の中にある。これが第二の死である。」(ヨハネの黙示録21章8節)第二の死とは、罪に対する神のさばきを受けて、永遠の火の池に投げ込まれることです。これが、罪の奴隷が受ける報酬なのです。何という悲劇でしょう。

しかし、私たちを愛しておられる神は、私たちをこれらの結末から救うために、イエス・キリストを私たちの身代わりに十字架に架けて、さばいてくださいました。本来、私たちが受けるべきであった罪の刑罰を、キリストの上にお下しになったのです。そして、葬られたキリストを、死後三日目によみがえらせてくださいました。その結果、誰でもイエス・キリストを救い主として信じるならば、すべての罪が 赦され、永遠のいのちが与えられ、天国に入るものとされるのです。

「罪からくる報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」(ローマ人への手紙6章23節)

神は永遠のいのちを賜物として恵んでくださるお方です。どうか、イエス・キリストを信じて、いのちを得る方となってください。

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