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再臨の希望(その1)

「キリストは、一度、多くの人の罪を負うために、(いけにえとしてご自身を)ささげられました。二度目は、罪(のためのいけにえ)とは関係なく、救いを切望している者たちのために現れてくださるのです。」 ヘブル人への手紙9章28節

聖書は、主イエスの再臨について教えています。主イエスは、一度、罪人を救うために贖いの御業を成し遂げるためにこの世に来られ、ご自身を罪のためのいけにえとしてささげられました。そして、主イエスは、再び別の目的をもってこの世に来られることが約束されています。主イエスの再臨には、空中再臨と地上再臨の二つがありますが、特に教会のための再臨である空中再臨は、私たちにとって素晴らしい希望です。

空中再臨とは、主イエスが、花嫁である教会を迎えに、天から空中まで下ってきてくださる再臨のことです。聖書は、空中再臨について次のように語っています。

「主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。」(第一テサロニケ4:16〜17)

「聞きなさい。私はあなたがたに奥義を告げましょう。私たちはみな、眠ることになるのではなく変えられるのです。終わりのラッパとともに、たちまち、一瞬のうちにです。ラッパが鳴ると、死者は朽ちないものによみがえり、私たちは変えられるのです。」(第一コリント15:51〜52)

「わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。」(ヨハネ14:2〜3)

その日、その時がいつであるかは、神のみが知っておられることで、私たちには明らかにされていません。しかし、主イエスは「しかり。わたしはすぐに来る。」(ヨハネの黙示録22:20)とお語りになり、御聖霊も「主は近いのです。」(ピリピ4:5)と聖書の中で何度も再臨が間近であることを強調しておられます。空中再臨は、予告前兆なしに、いつでも起こり得るのです。ですから、聖霊に導かれて聖書を記したパウロもペテロもヨハネもヤコブもユダもその手紙の中で書いているように、自分たちが生きている間に主が来られることを信じて待っていたのです。

(続く)

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