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良い牧者

「わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。」 ヨハネの福音書10章11節

聖書の中では、しばしば人間が羊にたとえられています。羊は、とても弱い動物です。羊は、目が悪く、遠くのものを見ることができません。ですから、危険が迫っていてもすぐに気付く事ができないのです。また、獅子や狼に襲われた時に、戦うための爪や牙を持っていないので、何の抵抗もできないのです。ですから、羊には羊を心から愛して守ってくれる羊飼いが必要なのです。

それと同様に、人間も非常に弱い存在です。人間は、これから先の将来について一切知ることができません。ですから、人間にとって一番恐ろしい死という敵がいつやってくるのか、もう間近に迫っているのかさえ分からないのです。実際、死は予告なしに突然襲ってきます。そして、死が襲って来た時に、私たちは何の抵抗もできないのです。そして、人間が死を迎えたならば、神から罪の刑罰を受けて、永遠の火に投げ込まれなければならないのです。

 「人間には、一度死ぬことと、死後にさばきを受けることが定まっている」(ヘブル人への手紙9章27節)
「また私は、死んだ人々が、大きい者も、小さい者も御座の前に立っているのを見た。そして、数々の書物が開かれた。…死んだ人々は、これらの書物に書きしるされているところに従って、自分の行いに応じてさばかれた。…いのちの書に名のしるされていない者はみな、この火の池に投げ込まれた。」(ヨハネの黙示録20章12~15節)

ですから、私たちにも私たちを愛し、死と死後のさばきから救ってくださる良い牧者が必要なのです。そして、その良い牧者こそイエス・キリストです。イエス・キリストは、私たちを死後のさばきから救うために、約二千年前に私たちの罪を背負い十字架の上で死んでくださいました。それは、私たちの身代わりに罪の刑罰をお受けになるためであったのです。そして、キリストは、死後三日目の日曜日の朝によみがえられ、ご自身こそ真の救い主であることをあかしされました。誰でも、イエス・キリストを信じる者は、すべての罪が赦されて、永遠のいのちが与えられ、天に入る者とされるのです。

どうか、私たちを救うためにご自分のいのちをお捨てくださった良い牧者なるイエス・キリストを信じ、救いを得る方であってください。

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