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本当の満足

「ピリポはイエスに言った。『主よ。私たちに父(父なる神)を見せてください。そうすれば満足します。』」 ヨハネの福音書 14章8節

上記のことばは、イエス・キリストの弟子のひとりであったピリポのことばです。彼は、天地万物を造られた真の神を知りたいと願っていました。そして、真の神を知った時に初めて本当の満足があると期待していたのです。言い換えれば、真の神を知らない限り、人間には本当の満足はないということなのです。

しばしば、ショッピングセンターなどで子どもが迷子になることがあります。迷子になった子どもは、店員に引き取られて親が来るのを待ちますが、不安と心配で泣いてしまいます。そこで店員は、子どもをなだめようとおもちゃを出したり、お菓子を与えたりして、気を紛らわせます。しかし、子どもはしばらくすると、親がいないという事実を思い出してまた泣き始めるのです。ところが、親が迎えに来て、親の懐に抱かれたならば、子どもは安心し、泣き止むのです。迷子の子どもにとって、親のもとに帰らない限り、本当の満足はありません。

 それと同じように、人間も私たちの造り主である真の神のもとにいる時に、初めて本当の満足があるのです。なぜなら、人間は神と愛し合うために造られたからです。人間の心は、永遠の愛を持っておられる神でなければ満たすことができないのです。ところが、人間は神から離れ、自分の欲望のままに生きているのです。その結果、いくら豊かになっても、快楽を貪っても、結局、一時の間気を紛らわせるだけで、心はいつもむなしさが残るのです。また、神から離れた人生の結末は、死後のさばきの場所である永遠の火の池での刑罰なのです。ですから、神から離れた人間には、人生についてはむなしさがあり、死については恐れと不安があり、本当の満足がないのです。

 「イエスは彼に言われた。『ピリポ。こんなに長い間あなたがたと一緒にいるのに、あなたはわたしを知らなかったのですか。わたしを見たものは、父(父なる神)を見たのです。』」(ヨハネの福音書 14章9節)
イエス・キリストこそ人となられた神ご自身です。イエス様は、あなたを死後のさばきから救うために、あなたの罪を背負い、身代わりに十字架の上でさばきを受けて死んでくださいました。そして、死後三日目に復活されました。このイエス様を、あなたの神・救い主として信じ受け入れるならば、永遠のいのちが与えられ、神の御国である天に入るものとされるのです。

どうかイエス様をお信じになり、本当の満足すなわち罪赦されることの平安と神の愛で心満たされる幸いを得る方となってください。

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