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宗教心

「アテネの人たち。あらゆる点から見て、私はあなたがたを宗教心にあつい方々だと見ております。」 使徒の働き17章22節

紀元50年頃、キリストの使徒パウロがギリシャのアテネを訪れた時、パウロがアテネ人たちに持った印象は、「宗教心にあつい」というものでした。それは、アテネの町の至る所に、ありとあらゆる偶像が祭られ、人々はそれらを拝んでいたからです。しかし、これは、日本人も同様です。「八百万の神」と言われるように、昔から日本人も無数の神々を祭り上げており、「イワシの頭も信心から」などということわざがあるように、どんなつまらないものでも信仰の対象にしています。

では、なぜアテネ人も日本人もこれほど宗教心にあついのでしょうか?そもそも宗教心とは、神仏などを信仰して安心や幸福を得ようとする心の事です。つまり人が宗教心を持つ理由は、人生に不安や悩みを抱えていてそれを解消したいと願っているからなのです。

そのような理由でアテネ人も日本人も宗教心にあついのですが、根本的に神についての誤った考えを持っていることも共通しています。神は、天地万物の創造者であられ、唯一の絶対主権者であられます。私たち人間は、この唯一真の神に造られ、生かされているのです。ですから、決して「神を人間の技術や工夫で造った金や銀や石などの像と同じものと考えてはいけません。」(使徒の働き17章29節)それらの像は、見ることも聞くことも出来ず、そもそも造られなければ存在すら出来ない偽の神々です。

真の神を無視し、このような偶像を神として拝む事は、真の神の最も忌み嫌われる罪です。そして、神は偶像を拝む者を、死後に永遠の火の池に投げ込まれるのです。ですから、このまま真の神を無視し、偶像を拝み続けるならば、安心や幸福を得ようとして行っているその行為が、却って身に滅びを招くことになるのです。ですから、あなたが火の池で苦しむことのないように「神は・・・今は、どこででもすべての人に悔い改めを命じておられます。」(使徒の働き17章30節)

 神は、約二千年前にイエス・キリストを私たち罪人の身代わりとして十字架に架けて死なせてくださいました。そして、キリストを死後三日目によみがえらせてくださいました。神は、罪を悔い改め、イエス・キリストを救い主として信じ受け入れる者に、罪の赦しと永遠のいのちを与えてくださり、信じる者を天国に入れてくださるのです。天地万物を造られた唯一の神こそ、真実に私たちに平安と幸福を与えてくださる神です。どうか、真の神がお遣わしになったイエス・キリストをご自分の救い主として信じ受け入れ、救いを受け取ってください。

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