神の怒り
2013年10月24日
「実に、神の怒りは、真理(の進展)を不当に妨害している人々のあらゆる不敬虔さと不正に対して、天から啓示されているのです。」 エマオ出版訳 ローマ人への手紙1章18節
天地をお造りになり、私たち人間をもお造りになった真の神は、人間のあらゆる不敬虔と不正に対して激しく怒っておられます。
人間の不敬虔について、聖書は次のように語っています。「彼らは、知っていながら神を神として崇めず、また神に感謝を捧げていません。」(21節)人間が神を崇めないのは、神を知らないからではありません。人間は、神のご存在について、神の偉大さについて、すでに知っているのです。「世界の創造以来の、神についての目に見えないもの、実に神の永遠の力と神性が、被造物<人類>によって認識されているということは、彼らに弁解の余地がないほど明白に見られています。」(20節)と聖書に書かれてある通りです。それにも関わらず、人間は真の神を崇めようとしないのです。
それは、「彼らが神についての認識の、慎重な判断による受け入れを拒んだ」(1章28節)からです。人間は、自分の欲望のままに生きたいがゆえに、それをお許しにならない神を拒んだのです。その上、「不滅の神の栄光を、滅ぶべき人間、鳥、獣、爬虫類と同じ姿へと置き換えて」(23節)偶像<偽の神々>を造り、拝んでいるのです。なんという身勝手で不敬虔な態度でしょう。
そして、神から離れて思うままに生きた結果、「彼らは、あらゆる不正と邪悪さと貪りと悪意とのために、ねたみと殺意と争いと欺きと悪だくみとで満たされた者たち、悪口を言う者たち、人をそしる者たち、神を憎む者たち、自制心のない凶暴な者たち、高ぶる者たち、大言壮語する者たち、悪の発案者、親に逆らう者たち、弁えのない者たち、約束を破る者たち、情け知らずの者たち、無慈悲な者たちになっています。」(29~31節)
義なる神は、このような不敬虔と不正を決して見過ごしにはされません。罪人は、死後に永遠の火の池で、神の激しい怒りを受けなければならないのです。
しかし、神は、今やさばきから救われるための福音を明らかにしておられます。神は、私たちを救うために、ご自分の御子イエス・キリストに全人類の罪を背負わせ、身代わりに十字架の上でさばいてくださいました。そして、この方を死後三日目によみがえらせてくださいました。その結果、誰でもキリストを信じる者には、罪の赦しと永遠のいのちが与えられるのです。なんという愛、なんという恵みでしょう。
「御子を信じる者は永遠のいのちを持つが、御子に聞き従わない者は、いのちを見ることがなく、神の怒りがその上にとどまる。」(ヨハネの福音書3章36節)どうか、キリストを信じて、神の怒りから救われる方となってください。