聖書メッセージ

カテゴリー

最新メッセージ

狭い門から入りなさい

「狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこから入って行く者が多いのです。いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです。」 マタイの福音書7章13~14節

イエス・キリストは、人間の前には二つの道があることを語られました。一つは大きな門に通ずる広い道であり、もう一方は小さな門に通ずる狭い道です。そして、私たちに対して、「大多数の人は広い道を通っているが、あなたはいのちに至る狭い門から入りなさい。」と語っておられます。つまり、たとえ少数派であっても正しい道を選択しなさいということです。

しかし、人間というのは、多数派の意見に流される傾向があります。大勢の人と同じ行動をとっていると安心したり、逆に皆と違う行動をとると不安を覚えてしまうものです。人間を地獄に道連れにしようとしている悪魔は、これを利用し「誰も神なんて信じていませんよ。みんな、死んだら消えてなくなると考えているではありませんか。さぁ、あなたも神など意識せずに、生きている間のことだけを考えて、欲望のままに楽しく生きましょう。」と誘いかけてくるのです。

しかし、騙されてはいけません。真理は、多数決で決まるものではないからです。たとえ多くの人が否定しても、客観的な証拠が伴っているならば、それが事実であり真理なのです。神のご存在は、複雑な仕組みと優れた設計によってできているこの世界を見れば明らかです。また、神が聖書を通して語っておられる事は、聖書の統一性や影響力、預言の成就を見れば明らかです。聖書の教えに耳を傾けてそれに従うことが、私たちにとって最も賢明な判断なのです。

もしも大多数の意見に流されて、真の神を無視し、偶像を拝み、自分勝手な生き方を続けるならば、「滅びに至る」のです。すなわち、死後、刑罰として永遠の火の池に投げ込まれるのです。どうか、滅びに至る門に向かわないでください。いのちに至る狭い門を見いだす方であってください。

いのちに至る門とは、イエス・キリストです。キリストは、「わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら、救われます。」(ヨハネの福音書10章9節)と語られました。キリストは、私たちのすべての罪を背負われて、十字架上で身代りにさばきを受けて死んでくださいました。そして、死後三日目によみがえられ、ご自身こそ真の神であり救い主であることを示されました。十字架上で死なれ、よみがえられたキリストこそ唯一の救い主です。この方を信じる者は、地獄から救われて、天の御国に入る者とされるのです。

今日、キリストを信じる者はまれです。しかし、どうかあなたは、狭い門から入って救いを得てくださいますように。

« »