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預言されていた救い主

「しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。」 イザヤ書53章5節

この聖書のことばの中に出て来る「彼」とは、一体誰のことでしょうか?歴史に詳しい人ならば、「人類のそむきの罪のために」という名目で「刺し通される」という表現がぴったりの死に方をした人物は、歴史上イエス・キリスト以外に当てはまる人がいないことをお認めになるでしょう。まさしく「彼」とは、イエス・キリストです。しかし驚くべきことに、このイザヤ書は、イエス・キリストが誕生する約700年前に書かれていたのです。

聖書は、旧約聖書(全39巻)と新約聖書(全27巻)の二つから成っている書物です。新約聖書はイエス・キリストの誕生の後に書かれたもので、旧約聖書はイエス・キリストの誕生の400年前には完成していたものです。イザヤ書を含む旧約聖書が、イエス・キリストの誕生以前にすでに完成していたことは、『死海写本』という旧約聖書の写しが発見されたことによって考古学的に明らかになっています。

その旧約聖書の中には、イエス・キリストについての預言が300以上もあります。誕生する町や家系、死の様子、どんな墓に葬られるかなど、事細かな様子が預言されており、すべてが成就しているのです。

このように聖書の中に、多くの預言が記されている理由の一つは、聖書が神のことばであることを確証させるためです。そして、もう一つの理由は、イエス・キリストこそ神がお遣わしになった救い主であることを示すためです。

私たち人間には、救い主が必要です。なぜなら人間は死後、罪のさばきを受け、永遠の火の池で苦しまなければならないからです。人間は、真の神を無視し、自分勝手に人生を歩んでいます。その生き方こそ「そむきの罪」なのです。神は、罪を憎まれるお方ですので、罪に対して必ずさばきをお下しになるのです。そのさばきこそ、火の池である地獄での刑罰なのです。

しかし、神は、私たちを地獄から救うために救い主をお与えになってくださいました。その方こそ、旧約聖書の中に預言されていたイエス・キリストなのです。イエス・キリストは、あなたのそむきの罪のために十字架の上で両手両足を釘で刺し通されました。本来、あなたが受けるべきであった刑罰を、全く罪のないイエス・キリストがお受けになってくださったのです。そして、キリストは、死後三日目によみがえられ、真の救い主であることを証明されました。

その事実に基づいて、あなたが自分の罪を認め、イエス・キリストを救い主として信じるなら、全ての罪が赦され、天国に行く者とされるのです。

イエス・キリストこそが神の備えられた救い主であることは、旧約聖書の預言によって誰も迷うことのないほど明らかです。どうか、あなたもイエス・キリストを救い主として信じて救いを得てください。

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