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真の神様と偶像(その1)

※京都恵みキリスト教会 教会通信第7号より転載

真の神様のご存在

この天と地をお造りになり、私たち人間をも造ってくださった唯一の真の神様がおられます。神様を人間の目で見ることはできません。しかし、神様がお造りになったものによって、神様のご存在を知ることができます。
たとえば、私たちの腕に巻かれている腕時計を見たならば、腕時計を造った人がいることがわかります。また、家を見たならば、家を作った大工さんがいることがわかります。作られた物の存在が、それを作った者の存在を明らかにしているのです。

では、神様がお造りになったものとは何でしょうか? それは、私たち人間や動物や植物や宇宙です。これらの存在が、全ての造り主である神様のご存在を明らかにしているのです。

偶像(偽の神々)

しかし、この世界には本当の神様ではない、偽の神々が数多くあります。それらは、人間の頭で考え出され、人間の手で作り出された神々、すなわち、偶像です。人間は、金や銀、石や木を使って偶像(偽の神々)を作り出しているのです。人間に考え出されるまでは存在しなかった神、人間によって作り出された人間よりおとる神、そのような神々が本当の神様であるはずがありません。聖書には、次のように書かれています。

『だれが、いったい、何の役にも立たない神を造り、偶像を鋳たのだろうか。見よ。その信徒たちはみな、恥を見る。それを細工した者が人間にすぎないからだ。』(イザヤ書44章10〜11節)

『彼らの偶像は銀や金で、人の手のわざである。口があっても語れず、目があっても見えない。耳があっても聞こえず、鼻があってもかげない。手があってもさわれず、足があっても歩けない。のどがあっても声をたてることもできない。』(詩篇115篇4〜7節)

このように、偶像には何の力もなく、何も行うことができません。まして、私たち人間を救うことは不可能です。

(続く)

 

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