人命軽視の風潮(その2)
2015年1月30日
現代の世相は無神論が作り出したと言えます。無神論は、人間は猿から進化したのであり、弱肉強食の生存競争を戦って人間になったと教えています。進化論では、人間の価値を決めるのは頭の良さ、肉体の強さであり、それらを持たない者は人間としての価値がないことになります。そして、この世界は、強い人間のためにあり、エリートのみが幸せになる資格を持っていることになります。ですから弱い者や、能力のない者は強い人間が幸せになるための犠牲になっても仕方がないことになってしまいます。このような考えでは、自分勝手に人の命を奪うことも、たいした問題でなくなるのもうなずけます。
アメリカでは現在でこそ犯罪大国ですが、20世紀の初期までは道徳的に高い、犯罪の少ない国でした。それは、かつてアメリカでは聖書に基づく教育がなされていたからです。宇宙の造り主、絶対的主権者なる神の存在が教えられていたため、人々は命を尊び、罪を犯すことを恐れていたのです。
ところが1950年代頃から凶悪犯罪、性的不道徳、マリファナ、ヒッピー等、今につながる問題が数々起こってきました。また、古き良き時代と呼ばれ経済的に非常に繁栄したのも同じ時です。なぜなら、1926年以降、アメリカでは進化論が教えられ始めたからです。真の神を認めなくなった結果、人々は自分の欲望を満たすために生き、金を求めるようになり、願ったものを得たかに見えましたが、最も大事なものを失ってしまったのです。
現代では、新聞、テレビ、ラジオを通して、毎日無神論をもとにした唯物論が語られ、学校でも教師たちは無神論をあたかも真理であるかのように語っています。これは恐るべき反人間的、非人道的な考えです。このような思想の元は無神論です。無神論が行き着くところはこのような人間軽視、人間無視、刹那的快楽主義、動物主義でしかありません。このように恐ろしい無神論が真理であるはずがありません。
神が存在されないとする考えは大きな間違いです。もし皆様もこの間違った教えを受け入れてこられたならば、ただちにこの間違いを捨ててください。神様のご存在とその力を認めないことは大きな罪であり、そのまま死んでしまうならば、神様の主権を侮った代償として火の池である地獄で永遠にさばかれなければならないのです。