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ラハブの信仰

「ヌンの子ヨシュアは、シティムからひそかにふたりの者を斥候として遣わして、言った。『行って、あの地とエリコを偵察しなさい。』彼らは行って、ラハブという名の遊女の家に入り、そこに泊まった。」 ヨシュア記2章1節

ヨシュア記にラハブという名の女性について記されてあります。彼女は、エリコに住んでいた異邦人であり、遊女でした。身分においても状態においても、本来ならば、神の祝福からは最も遠ざけられるべき人であり、イスラエルの剣によって真っ先にさばかれるべき人でした。

しかし、恵み豊かな神は、彼女に信仰をお与えになりました。それは、疑う余地のない、誰の目にも明らかな信仰でした。なぜなら、「彼(女)の信仰は彼(女)の行いとともに働いた」(ヤコブの手紙2章22節)からです。ラハブは、イスラエルのふたりの斥候を家に受け入れ、エリコの王の追求をも恐れずにかくまい、別の道から送り出しました。彼女にとって神を恐れるということは、同胞を裏切ることを意味していましたが、それを彼女に実行させたのは信仰です。

神は、このような信仰の働きを決して無視されません。神は信仰を喜ばれます。神は、信仰に豊かに報いられます。

「信仰によって、遊女ラハブは、偵察に来た人たちを穏やかに受け入れたので、不従順な人たちといっしょに滅びることを免れました。」(ヘブル人への手紙11章31節)

「同様に、遊女ラハブも、使者たちを招き入れ、別の道から送り出したため、その行いによって義と認められたではありませんか。」(ヤコブの手紙2章25節)

「アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリストの系図。・・・サルモンに、ラハブによってボアズが生まれ、ボアズに、ルツによってオベデが生まれ、オベデにエッサイが生まれ、エッサイにダビデ王が生まれた。」(マタイの福音書1章1~6節)

ラハブは、信仰によって、不従順な人たちといっしょに滅びることを免れ、義と認められ、主イエスの先祖とされ、栄誉ある系図に加えられました。

あなたは、ラハブのような行いとともに働いている信仰を持っておられるでしょうか。そうであるならば、あなたもまた不従順な人たちといっしょに滅びることを免れました。そして、義と認められ、神に受け入れられました。主に感謝致しましょう。

そして、なお一層あなたの内にある信仰を働かせてください。神は、信仰に報いてくださいます。彼女をキリストの系図に加えられたお方の恵みが、きっとあなたにも豊かに注がれるでしょう。

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