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真の神と偽の神

「なぜ、国々は言うのか。『彼らの神は、いったいどこにいるのか』と。私たちの神は、天におられ、その望むところをことごとく行われる。彼らの偶像は銀や金で、人の手のわざである。口があっても語れず、目があっても見えない。耳があっても聞こえず、鼻があってもかげない。手があってもさわれず、足があっても歩けない。のどがあっても声をたてることもできない。これを造る者も、これに信頼する者もみな、これと同じである。」 詩篇115篇2~8節

世の中には、偽札をはじめ、高価な美術品の贋作など、本物に似せて作られた偽物がたくさんあります。それらは、一見価値ある物のように見えますが、実際はいざという時に全く役に立たず、何の値打ちもありません。

これは、偽の神々についても同じことが言えます。天と地をお造りになった真の神は唯一であるはずなのに、この世の中には人間が木や石でこしらえた多くの神々と呼ばれるものがあります。つまり、多くの偽の神々があるということです。それらは、何らかの力があるかのような形をとっており、価値があるもののように見えますが、いざという時には何の役にも立ちません。人々は、それらの像の前に来て祈ったり、拝んだりしますが、実際は人の願いを聞くことも、それに応えることもできないのです。なぜなら、それらは単なる木や石に過ぎず、「口があっても語れず、目があっても見えない。耳があっても聞こえず、鼻があってもかげない。手があってもさわれず、足があっても歩けない。のどがあっても声をたてることもできない。」からです。特に人が死に直面した時に、偶像は本当の意味での平安や救いを与えることはできません。

しかし、この世界とその中に生きる私たち人間を造られた真の神は、天におられ、全てのものを支配しておられる全知全能のお方です。この真の神こそ、私たちを死と死後のさばきから救うことのできる唯一のお方なのです。

そして、神は、「その望むところをことごとく行われ」ました。すなわち、「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んで」(テモテへの手紙第一2章4節)ご自分の愛するひとり子イエス・キリストを、私たち罪人の身代わりとして十字架に架けてくださったのです。本来、私たちが死後に永遠の火の池で受けるべき罪の刑罰を、神はキリストにお下しになりました。そして、キリストを死後三日目によみがえらせてくださり、私たちの救い主としてくださったのです。

ですから、神は、キリストを信じる者を死後のさばきから救ってくださり、永遠の天国に入れてくださいます。どうか、偶像から神に立ち返って、唯一の救い主イエス・キリストを信じて救いを得てください。

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