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ナザレのイエスは何者か

「イエスは彼らに言われた。『あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。』」 マタイの福音書16章15節

この問いかけは、イエス・キリストが自分の弟子たちへ投げかけたものです。あなたは、イエス・キリストを誰だと言われるでしょうか。一般的にイエス・キリストについては、「キリスト教の教祖」、「世界三大聖人のひとり」、「愛を実践した人」などと言われています。

しかし、イエス・キリストは、自身が神であると繰り返し宣言されたのです。イエス・キリストが自分を神であると宣言された以上、もはやキリストは教祖、聖人、愛の人などと言うような中途半端な存在ではありえません。すなわち、誇大妄想狂もしくは詐欺師か、あるいは宣言通り真の神であるかのいずれかです。そして、キリストはご自身が神であられることの証拠として、誰もまねの出来ないことをなさいました。

それは、キリストご自身の復活です。キリストは、十字架に架かって死なれた後、三日目に復活されました。そして、五百人以上の弟子たちに復活した姿を現されたのです。キリストの復活を目撃した、弟子たちは、復活の証人としてキリストを宣べ伝え、その結果、その証言が受け入れられて世界中でキリストを信じる者が起こされました。もし彼らの証言が嘘ならば、キリストの復活を証拠に神として信じ受け入れる人々が大勢起こり得たでしょうか。しかも当時、キリストを信じた弟子達の中にはユダヤ人社会から追放されたり、処刑されたりしました。また後にキリスト信者達はローマ帝国からの大迫害を受けて残酷な方法で殺されました。しかし、それでも彼らは死を覚悟した上でキリストの復活を宣べ伝えたのです。嘘のためにそれ程多くの人々が死を覚悟して命を投げ出すことは考えられません。彼らは事実、キリストの復活を目撃したのでキリストに対する信仰と確固たる希望を持つことができ、死をも恐れることなく語り続けることができたのです。すなわち彼らの証言通り、イエス・キリストは事実復活され、それによってご自身が真の神であることを証明しておられたのです。

では、なぜ神である御方が十字架に架かって死ななければならなかったのでしょうか。それは、私たちを死後のさばきから救うためであったのです。人間は造り主である神に逆らい、自分の欲望に仕え、多くの罪を犯して生きています。神は義なる方であり、必ずその罪を永遠の火の池でさばかれる御方なのです。イエス・キリストは、さばきに向かっている私たちを救うために、私たちのすべての罪を背負い、私たちの身代わりとなって十字架の上で罪のさばきを受けて死んでくださったのです。そして、イエス・キリストを「神の御子キリスト」であり、救い主として信じる者に、罪の赦しと永遠のいのちを与え、天に入る者としてくださるのです。

あなたは、イエス・キリストを誰だと言われますか。どうか、イエス・キリストを「私の神、私の主」として信じ受け入れる方となってください。

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