一致を熱心に保ちなさい
2014年6月12日
「あらゆる謙遜さと柔和さとをもって、また忍耐をもって、また愛をもってお互いに忍び合い、平和の鎖に繋がれて御霊による一致を熱心に保ちなさい。」 エマオ出版訳エペソ人への手紙 4章2~3節
神は、今の時代、キリストのからだである教会を通してご自身の栄光を現しておられます。キリストのからだである教会とは、聖霊が地上に存在している全ての真の信者によって構成しておられる一つの集合体のことです。キリストは、そのかしらとして教会をからだのようにお用いになり、福音伝道と教会を建て上げる働きを進めておられます。そして、救われた私たちは、聖霊によってこのキリストのからだに入れられ、その一員とされているのです。
そして、教会が神の栄光を現すためには、その一員とされている一人一人が成長し、からだ全体が完全に成長を遂げたおとなになって行く必要があります。そのために神は、私たちに聖書を与えてくださり、キリストのからだである教会の中には、伝道者、教師をキリストご自身がお立てになって下さいました。それは、「キリストのからだを建て上げるために、聖徒たちを奉仕の働きにふさわしい者に整えるためです。」(エペソ人への手紙4章12節)
ですから、私たちは御霊による一致を益々熱心に保っていきましょう。
私たちは、すべての信者がキリストにあってひとつであるという真理を認め、その具体的な表現として、町ごと地域ごとにある真理に立った複数の集まりによって一致を保つことを求められているのです。
信者たちが集まりから離れてバラバラの状態であれば、聖書によって、教師によって整えられる機会を失ってしまいます。そうなれば、霊的には幼子のままとなり、簡単に「騙しのテクニックによって、すなわち欺瞞に満ちた巧みな手段を用いる悪賢さによる人間の教えのあらゆる風によって翻弄されたり、もてあそばれたりする」(エペソ人への手紙4章14節)のです。
しかし、熱心に集まり一致を保つことを求めるならば、聖書によって、教師によって整えられ、「愛をもって真実を語り続け、あらゆることにおいてかしらでいますキリストにまで成長」(エペソ人への手紙4章15節)させ続けられ、益々神のご栄光を現させて頂けるのです。