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3つのくびき(その4)

不信者と縁を結ぶということは、悪魔を義理の父とするということです。信者にとってこれほど悲惨な結合はありません。そして、実にこれが悪魔の狙いでもあるのです。

悪魔は、神の子となった私たちを決して実子とすることはできません。キリストの贖いの血を土台として私たちに与えられた幸いな立場は永遠に不変であり、悪魔でさえ奪い取ることは決してできません。このことのゆえに、私たちはどれほど感謝すれば良いでしょうか。

しかし、悪魔はまだあきらめていません。実子とすることができないならば、今度は義理の子にしようとするのです。悪魔は、自分の子を巧みに送り込んで誘惑し、このつり合わぬ縁組を何としてでも成立させようと奔走しています。悪魔は当面の利益を提示するのに長けています。必死になって自分の子の容姿、才能、財産を売り込み、あなたを誘惑します。如何にもこの縁組があなたに最高の利益をもたらすかのように思わせます。しかし、実際のところ、悪魔はあなたの利益などこれっぽっちも考えていません。悪魔はただあなたを義理の子にして、あなたの人生を牛耳ろうとしているだけなのです。

ですから、私たちは、不信者を人生のパートナーとするようなあらゆる形の「つり合わぬくびき」をつけることのないように最大の注意を払って警戒しましょう。もしかすると、すでにあなたの身近なところに、悪魔が送り込んだ不信者がいるかもしれません。どうか、最大限の注意を払ってください。

私たちがこのおぞましいくびきから身を守る秘訣は、神に対する全き信頼です。つり合わぬくびきを負おうとするのは、この世や不信者に対する信頼が少なからずあるからです。世や不信者が何らかの利益を提供してくれるはずだ、私たちを守ってくれるはずだと考えているので、誘惑されてしまうのです。しかし、それは神に対する不信仰の現れであり、神を辱めることです。私たちは、あらゆる困難や試練の時にも全能の力をもって助けてくださる神を父として頂いているのではないでしょうか。御子をさえ惜しまずに与えてくださった恵みの神を父として頂いているのではないでしょうか。神があなたの必要をご存知です。あなたに助け手が必要なら、神に求めてください。神があなたにとって最良のパートナーを与えてくださいます。

どうか、神にのみ信頼を置き、次のみことばをしっかりと心に留め、これに聞き従う者でありましょう。「それゆえ、彼らの中から出て行き、彼らと分離せよ、と主は言われる。汚れたものに触れないようにせよ。そうすれば、わたしはあなたを受け入れ、わたしはあなたがたの父となり、あなたがたはわたしの息子、娘となる、と全能の主が言われる。」(Ⅱコリント6:17)

(続く)

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